スペイン理想のレストラン☆マドリ-ドから日帰り編
マドリード中心から1時間走ると素敵な景色が広がります。小さな村には趣ある石造りの素敵なレストランが隠れていたりします。そんなレストランで大好きなワインに合わせたお気に入りのプレ-トがあるのでご紹介したいと思います。
休日レストランの探し方
①場所 市内から片道1時間半以内の距離でハイキングまたは村歩きが出来る。食後の帰路を考えるとこのくらいの距離が一番。
②店の雰囲気 伝統的で木と石造りテラスもある。口コミ評価もくまなくチェック
③メニュ- 普段あまり食べない牛肉を無性に食べたくなる時があります。お目当ては牛肉。なんとしても美味しい一皿を食べるために利用客がアップしている写真と口こみを徹底チェック。
以上が全て揃っていたら予約をします。週末の予約は15時~16時で取るのがスペイン流。15時まではゆっくり山歩きや村歩きを堪能します。
山歩きでいつも利用するのがこちらのサイト↓キロ数や難易度、所要時間などが細かく記載されていてとっても便利。
いよいよ当日。沢山歩きお腹ペコペコになったら待ちに待ったレストランへ向かいます。
―まずは至極の1杯から。カウンターにてキリっと冷えたビ-ルで喉を潤す。
予約の30分前にレストランに行きます。大体のレストランは入口付近がバルスぺ-スになっており、気軽にドリンクを楽しむことが出来ます。
地方によって異なりますが、マドリード近郊なら1杯につき1品おつまみ(タパス)サービスが定番。市内はポテトチップスやオリ-ブなど簡単な物ですが、場所によってはソーセ-ジとポテトフライやスパニッシュオムレツ、チーズなどそれだけで満足できるタパスがサ-ビスされます。これはたまらなく美味しいのですが、メインの肉のためにグッとこらえて我慢。
―赤ワインに合うバランスの良い前菜を選ぶ
スペイン料理はシンプルな味付けなのですが、どんな料理にもオリ-ブオイルが多く使用さています。健康的なオイルなんですが、調子に乗って食べると胃もたれするという経験を何度も繰り返した結果から厳選された前菜は、
【pimientos rojos asados】赤ピーマンをオーブンまたは炭で焼いた後、皮をむいて食べやすく切り、オリ-ブオイルとビネガ―、塩で味を付けた料理
【queso de cabra con cebolla caramelizada】ゴートチ-ズを軽く焼き、上にキャラメリーゼされた玉ねぎをのせた料理
【tabla de embutidos】生ハムやチョリソなどの腸詰の盛り合わせ
【revuelto de *******】******と卵のスクランブルエッグです。例えばHuevos revueltos con jamónはハムと卵のスクランブルエッグとなります。これは子どもが喜ぶ一皿です。




春であれば必ずオ-ダ-するのが【alcachofas con jamon】(アルカチョファ・コン・ハモン)。アーティ-チョ-クと生ハムをさっと炒めて岩塩で味付けした料理。スペインではアーティ-チョ-クの時期になるとス-パ-にも沢山並びます。が、これがなかなか下準備が大変そうで未だに手を付けたことがない野菜…。季節以外に食べると瓶や缶の水漬けが使用されているケ-スがあるため要注意。
秋限定は何と言っても【Boletus】(ボレトゥス)。日本ではポルチーニ茸と言った方が馴染みがあるかもしれません。スペインでも高価なキノコとして扱われており、香り良く噛むとサクッとした肉厚。実は松茸より好きです。このBoletusをオリ-ブで炒めて塩で味付けした一皿はワインとの相性もピッタリ、香りだけで1本空きそうですね。


スタートでコロッケや揚げ物は殆ど頼みません。ちなみに、ついついオーダ-してしまいがちなサラダも私は頼みません。サラダは野菜を沢山食べているようで実は身にならない…ただ、ただお腹がが膨れてしまうサラダ。(サラダ愛好家の皆様すみません・・・家では食べています)
野菜は、食べ応えのある【parrilla de verduras】(パリ—ジャ・デ・ベルドュウラス)焼き野菜をオ-ダ-します。


スペインの野菜は味が濃い。この野菜たちをオーブンまたは直火で焼くことで味がさらに引き立てられ立派なワインのパートナ-になるのです。私は前菜時には軽めの赤ワインをボトルでオーダーします。
―メインの牛肉は【Al punto 】ミディアムで
肉メニューも沢山あります。昔はSolmillo(ソルミ-ジョ)といってヒレ肉が好きだったんですが、今は適度に脂がのっていて、噛みしめるたびに甘みが口に広がるChuleton(チュレトン)。日本ではTボーンステ-キと言われています。牛肉の美味しい焼き具合は見極めるのが難しいですよね。スペインでは以下のようにオーダ-します。
* Muy poco hecho(ムイ・ポコ・エチョ) レア
* Poco Hecho(ポコ・エチョ) ミディアム・レア
* Al Punto(アル・プント) ミディアム(スペインではミディアムレアに近い焼き上がりが多い)
* Bien Hecho(ビエン・エチョ) ミディアム寄りのウェルダン
* Bien Cocido(ビエン・コシ-ド) ウェルダン




岩塩だけでいただきます。
そうそう、赤ワインのオーダ-もお忘れなく。Ribera del Dueroの Crianzaで間違い無し。
また、場所によっては【Cochinillo】(コッチニ-ジョ) と言って子豚の丸焼きが美味しい場所があるのでこちらも試したい一皿。


ここからは2020年に行った印象に残るレストランと村の楽しみ方をご紹介。予約必須です。
マドリ-ドからは車で約1時間30分の距離です。街の見どころが多いだけでなく、グルメの街としても知られています。12世紀に建てられた大聖堂はトレド大聖堂と繋がりが深く、エルグレコの作品を所蔵しています。さらに、14世紀に造られたシグエンサ城は現在スペイン国立ホテルであるパラドールになっています。駐車場はこのシグエンサ城にあるので、古城を見ながら街歩きとバル巡りを楽しむことができます。
ランチの一押しはこちら。シグエンサ城の近くにあるレストランです。
Taberna Seguntina
Calle Mayor, 43, 19250 Sigüenza, Guadalajara
家族で営むこちらのレストランは雰囲気と景色が素晴らしく、サービスも合わせて大満足間違いなし。テラスからは美しい緑の景色を楽しむことができます。
マドリ-ドから車で約1時間40分。Segovia近くに位置し、歩いても1時間かからないような小さな村です。ここは、中世の美しい街並みだけではなく、古民家を改装したカフェやア-ティストショップが並んでいます。ランチが15時であれば、Pedrazaから車で30分の距離にあるSepúlveda(セプルベダ)という小さな村で寄り道した後レストラン。ランチの後にPedraza村を歩くのもお勧めです。駐車場は一ヶ所。お城前です。


Restaurante El Jardín
Calle Calzada, 6, 40172 Pedraza, Segovia
この辺りの名物は子豚の丸焼き。こちらのレストランでは窯で豪快に焼き上げ2人前からオーダ-できます。雰囲気も良く、テラス席からは広大な景色を楽しむことができます。
ここはスマホでいつものようにレストランを探していて偶然に見つけた村です。すぐ近くにRascafría(ラスカフリア)というマドリ-ドでも人気の村があり見逃しがちですが、ひっそりと小さい村と目の前に広がる大自然がとても気に入りました。午前中はいくつもあるハイキングコースを存分に楽しむことができます。ホーストレッキングをしたかったのですが、人が多くできませんでした。次回は馬にのってハイキングコースを回ろうと思います。さて、ランチのお勧めはこちら


Restaurante Taberna Restaurante Del Almillo
Calle de la Taberna, 26, 28749 Alameda del Valle, Madrid
雰囲気、サービス、メニューも大満足のレストランでした。
車で1時間のBuitrago del Lozoya(ブイトラゴ・デ・ロソジャ)は、ロソヤ川が流れ、アラブ時代に造られた城壁に囲まれた美しい街です。街歩きを堪能した後にぜひ寄りたいレストランがこちら。
Restaurante Arandinos Peña Collaspino
Address: Calle Real, 3, 28737 Gascones, Madrid
車で10分程走ったところにひっそりと構えるレストラン。石造りで古民家風のレストランは美味しいお肉をテーブルで焼きながら食べることができます。味は勿論間違いなし。
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