NIE更新方法スペイン-5年から10年 申請の手順(2020-2021版)#01
スペイン在住5年が経つと10年(Tarjeta de regidencia permanente de familiar de ciudano de la UE)への申請が可能となります。この手続きが複雑にも関わらず、情報が少ないため実際に行った手順をご紹介しようと思います。州によって異なりますが、ここでは首都Madridで行った手続きについてご紹介していきます。(2021年2月現在)
最初に発行されている5年NIEが「スペイン人との結婚または事実婚である日本人」が該当します。参考にしてみて下さい。
手続きは2段階。れぞれ手続きする場所が異なり、全てネットにて時間予約制。
①段階-10年NIE切り替え申請...5年から10年へ切り替える資格があるかの審査
②段階-NIEカード発行手続きとカード受け取り。
ある程度必要書類を揃え、同時に予約が取り難い申請場所に予約を入れます。
必要書類
①申請用紙※【EX17】【EX19】— ネットから出力。※下記に記入の仕方説明あり。
②結婚証明書(Acta de Matrimonio)※下記に出力方法のYouTubeあり
③夫の労働契約書(Contrato de trabajo)
④NIE原本と裏表のコピ-
⑤パスポートの入出国スタンプが押されている全ページのコピー
⑥パートナ-と記載されている住民票(本人だけ記載では✖)—ネットまたは区役所にて取得。
追記※【EX17】【EX19】は本来EX19のみらしいのですが、その時の係員に両方必要と言われました。書類ピックアップぺ-ジ→PORTAL DE INMIGRACIÓN. Modelos generales (inclusion.gob.es)
【EX19】記載例
(1)には申請する本人のデータを記載します。
(2)は配偶者のデータを記載します。スペイン人は「N.I.E」ではなく「D.N.I」なのですが、電話で区役所に尋ねたところD.N.Iのドキュメント番号で良いとの事でした。
(4)再度申請者のデ-タ記入
(5)の赤チェックにします。(cónyuge=配偶者)。一番下にサインを入れれば完成です。
※結婚証明書をネットで取得する方法はこちらの動画で詳しく説明されています。(スペイン語)
全て原本とコピーを用意していきましたが、①②③は原本をその場でスキャンし、すぐ返却されるのでコピーは不要でした。ただし、スペインでは対応する人によって大きく変わるのでコピーは持参することをお勧めします。
手続き場所—本来は外国人事務所「Oficina de Extranherìa」ですが、色々調べると地域の区役所でも可能との事で今回は予約が比較的簡単に取れる自分の住む地区の区役所「Junta Municipal del Distrito de Arganzuela」で行いました。正確に言うと、区役所から申請書類を外国人事務所に送ってもらうという手続きです。早く予約が取れた方で申請をすると良いと思います。
区役所の予約は→Ayuntamiento de Madrid - Gestión de Citas - Inicio (munimadrid.es)


手続き終了後、その場で受領書(Justificante de ENTRADA de Anotaciòn)を受け取ります。この書類は「期限切れのNIEを更新している状態」であるという証明書になるため紛失しないようにしましょう。(例 *宿泊する際などに必要)
その後はOficina de Extranherìaから連絡が入るのでひたすら待機。(申請日2021年2月3日)。今回 郵送にて申請許可書が送られてきたのは3か月後の5月1日でした。この許可書が来て初めて警察にて10年NIEの発行手続きができます。長期戦なので余裕を持って手続きしましょう。
通常ならもう少し早く書類が届くはずです。今回、提出書類の住民票に自分の名前しか記載されておらず、配偶者の名前も同載されている住民票を再送するという手間が入りました。それもそのはず、今回申請している10年NIEはスペイン人配偶者がいて、初めて許可される資格なのです。
ちなみに私のNIEの有効期限は2020年8月でした。しかし、この年はコロナの影響で役所関係が全く機能されておらず、さらに自分の無知さで手間が異様にかかり、結局最初の手続きが出来たのが2021年2月でした。受付すらして貰えないかもしれないという不安もありましたが、受け入れて貰えました。通常は有効期限1か月前から申請ができるので早めの行動に移すのが吉です。
次回は警察でのNIEカード発行手続きをご紹介します。
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