PrimaveraNa-気づけば旅が仕事だった。

ツアコンとして世界を飛び回り、現在スペインでガイドをする生活。こんな時代だから本気で旅を見直そう。

恋するチョコレ-ト?愛するエスプレッソ?

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最近続けて歴史の話ばかりだったので今日はちょっと箸休め的なお話。 

世界中で愛される嗜好品「チョコレート」「エスプレッソ」。

秋めいたこの季節に体が欲しますね。

 私は断然エスプレッソ派ですが、スペインのホットチョコレートは寒い季節限定で好きです。

 

日本でも人気のエスプレッソ

 日本でも急激に親しまれるようになったエスプレッソ。ドリップコーヒーやサイフォンコーヒーなども香り高くて良いですが、エスプレッソはアレンジ可能で人気が高いですよね。スペインではバルで美味しいエスプレッソをいつでも楽しむことができます。

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 スペインではエスプレッソを自分流の飲み方で気軽に楽しみます。バリスタはミルクを入れる際、「ミルクは熱め?ぬるめ?」なんて毎回聞いてくれます。また、食後など沢山飲みたくない場合は、Cafe Cortado(カフェ コルタド)といって、デミタスカップエスプレッソとミルクを少量入れたサイズで飲んだりします。日本のようにいちいちメニューがあるわけではなく、店主と客の会話の中でちょうど良い自分の飲み方を作っていくんです。これが、2ユ-ロ前後の値段なんですからお得。

エスプレッソって…もう一度確認

まず、コーヒー豆の種類ではありません。

エスプレッソの定義は【ドリップコーヒ—などよりももっと細かく粉砕した豆を9気圧以上の気圧をかけて抽出するコーヒ—】

コーヒ—豆ショップに行って、

✕「エスプレッソ豆ください」ではなく、

〇「この豆をエスプレッソ用に粉砕して下さい」が正解

少量でなんだか損した気分になりがちですが、気圧をかけているので豆自体から美味しい成分をぎゅ-っと絞り出した贅沢な飲み物。濃厚なのでミルクで割ったり、お湯で割ってアメリカ-ノにしたり、夏なら氷を入れてもしっかりした味わいを楽しむことができるんです。

 

 Nespressoメーカ-はなんと最大気圧19!本場バル並みの力強さ。

エスプレッソパーフェクトバイブル

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  • 発売日: 2018/09/06
  • メディア: 単行本
 
この季節恋しいホットチョコレート

ホットチョコレートチュロスはスペイン冬の朝食定番。ココアと間違いやすいんですが味わいが全く違います。スペインでもココアはColacaoといって売られています。甘いですがさらっとしたドリンク。ホットチョコレートはトロっと濃厚なドリンクです。ココアとチョコレ-トの決定的な違いは製造過程。ココアはカカオバターである脂肪分をある程度除去して加工した物、チョコレ-トは除去せずに加工した物。

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 この濃厚なあつあつホットチョコレートチュロスをくぐらせて食べる。最高です。

チュロス。日本では砂糖がまぶしてある甘いお菓子のイメージですが、本場スペインはどちらかと言うと塩気がある揚げパン。カリッと揚げたての熱々を甘いホットチョコレートにたっぷりつけて食べる。この日本人が好きな甘じょっぱいを楽しみます。

 

スペインで良く行くお店【SAN GINÉS】はなんと1894年から続く老舗中の老舗。

chocolateriasangines.com

スペインでは珍しく24時間365日休みなし。こちら、日本東京に2009年に上陸したものの残念ながら全てクロ-ズ…残念。でも大丈夫、日本にはスペイン王室御用達チョコレ-トCacao Sampakaが大阪梅田と東京渋谷に上陸しています。カカオサンパカは、世界一予約の難しいレストラン元【El Bulli】で料理長を務めたFeran Adria の兄弟パティシエAlbert Adriaが1999年バルセロナで立ち上げたお店です。

このショップにホットチョコレートがあるのを見つけてしまいました。本場の味で《おうちカフェ》‼‼できます。チュロスはご自分で。クロワッサンとかフランスパン的なパリッと塩っぽい物でも合いそうです。

www.cacaosampaka.jp

Online Storeに入ると、この画面↓↓

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自分で牛乳を加えて作るタイプからそのまま飲む瓶タイプまでいろいろあります。私も早速やってみようと思っています。

 

3分歴史 悪魔の飲み物コーヒ-と不快な飲み物チョコレート

コ-ヒ—の歴史は9世紀エチオピア発見が古いものとされていますね。その後、イスラム教徒らが飲用していたために、キリスト教が多いヨーロッパに伝わったのは16世紀頃。ローマ教皇キリスト教の聖なる飲み物ワインをイスラム教徒は飲めないため、悪魔からコーヒ—を与えられる罰を受けている」なんて言ったそうです。

エチオピアの位置 

カカオの歴史は紀元前2000年と言われ現在メキシコ辺りで重宝されていました。

Mesoamérica.pngヨ-ロッパに持ってきたのは16世紀かの有名なコロンブス「黒く不快な飲み物」なんて言われました。それもそのはず、カカオは最初お砂糖など入れて飲まれていなかったのですから。飲みやすくするため甘くされたチョコレ-トは高価な物として宮廷の中だけで飲まれるようになります。その後、フランスルイ13世へ嫁いだアナ王女がチョコレ-トをフランスへ持参し17世紀チョコレ-トはヨ-ロッパへ広がっていくことになるのです。

こう見るとコ-ヒ-もチョコレ-トも16世紀スペイン黄金時代だからこそ入って来た物。スペインと深い繋がりがあるんですね。

 

 《大注目》世界一予約の難しいレストラン元【El Bulli】で料理長を務めたFeran Adriaの唯一の家庭料理レシピ本 ↓

 

 

 

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